こんにちは
モンキー高野の妹代表仁宮智子さんが活動しています。
📢 「全国きこえない・きこえにくい子どもの親の会」発足とご協力のお願い📢
きこえない・きこえにくい子どもたちが、仲間と共に手話で育ち、手話で通じ合い学べる場を守りたい。
この願いの実現に向けて、現在国公立のろう学校に子どもを通わせ、手話言語を選択した保護者が集まり「全国きこえない・きこえにくい子どもの親の会」を、今年6月に発足させました。
新生児聴覚スクリーニング検査の普及により、早期による難聴判明が可能になった現在、聴覚障害児の 早期からの切れ目ない支援の重要性が叫ばれるようになりました。難聴が確定した子どもの保護者は、 医師から音声言語獲得のため聴覚活用の重要性、早期からの補聴器や人工内耳装用の必要性を説かれます。
その後、音声言語獲得の道を選択する保護者がいる一方で、音声言語獲得のみだけでなく、手話言語 がきこえない・きこえにくい子どもの成⻑発達に必要と考え選択する保護者もいます。
ろう学校は、視覚的な支援を受けながら、様々な聴力、個性をもった子どもたちが共に学び、手話や音 声言語を含めたコミュニケーション手段を用いて生き生きと関わり合える場所、コミュニティです。
しかし、各地のろう学校の乳幼児教育相談では、近年相談に訪れる保護者、子どもの数が減少してきています。全国的に見て、新生児聴覚スクリーニング検査でリファーと言われた保護者が、「聴覚活用、音声言 語獲得の情報」は得やすくても、「手話による言語獲得や子育ての情報」を得にくく、中立的かつ網羅的 な情報を受けられていない状況に置かれていることが考えられます。
以上のような状況から、現在は聴覚障害児の早期支援に関する情報に偏りがあり、このままでは保護者 や子ども自身が手話言語を選択できる機会がますます減ってしまうという危機感を抱き、本会の発足に至りました。
世界的に、手話は言語として認められています。日本国内を見ても、手話言語条例は全国各地で制定が進んでおり、きこえない・きこえにくい人が暮らしやすい社会に変わりつつあります。
早期支 援としてのろう学校乳幼児教育相談、きこえない・きこえにくい子どもたちが生き生きと学べる場としてのろう学校の存続、よりよい早期支援環境、教育環境の整備を求めて活動していきたいと考えております。
ご賛同いただけました方は、本会へ入会していただき、今後の活動や情報発信にご協力いただけると、 大変心強く思います。何卒よろしくお願い申し上げます。
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入会対象者は親の会であることからお子さんがろう学校在校生または卒業生の保護者のみとなります。
どうぞよろしくお願い致します。